Docs
ping32
Docs
Docs
本書では、Ping32の導入および展開手順について解説し、特定の環境下でソフトウェアを正確かつ安定的にインストール・稼働させるためのガイドラインを提供します。
概要
Ping32は、企業向けに包括的なデータ暗号化、情報漏えい防止、エンドポイント管理、ソフトウェア資産管理、リモートメンテナンスなどのソリューションを提供します。
ソフトウェアの入手
最新版のインストーラーパッケージについては、Ping32公式サイトまたは営業担当者までお問い合わせください。
ハードウェア要件
Ping32はC/S（クライアント・サーバー）アーキテクチャを採用しており、主にクライアント、サーバープログラム、および管理コンソールの3つのモジュールで構成されています。
-
クライアント：管理対象端末に導入され、ポリシーの実行および各種稼働データの収集・送信を行います。
-
サーバー：管理ポリシーおよびクライアントから送信されるデータを保存し、各端末へポリシーを配信します。安定かつ安全なサーバー環境に配置する必要があります。
-
管理コンソール：管理者端末にインストールし、サーバーと接続してエンドポイントの統合管理を行います。
ネットワーク要件
Ping32はTCP/IPプロトコルに基づいたネットワークアーキテクチャを採用しており、ローカルネットワークからリモート・拠点ネットワークまで柔軟に拡張できます。
リモート端末はVPNまたはインターネット経由でサーバーへ接続し、広域環境での集中管理を実現します。管理コンソールもインターネット経由で遠隔地サーバーへ接続可能で、拠点間の統合管理をサポートします。リアルタイム監視を行う場合、ネットワーク帯域は最低100KB/sを確保してください。
製品構成
インストール前に、他のアプリケーションやウイルス対策ソフトを一時的に停止することを推奨します。
インストール時には、インストール先ディレクトリや構成コンポーネントをカスタマイズできます。
-
管理コンソール：管理者用の管理プラットフォームです。指定されたサーバーに接続し、管理対象端末の設定・監視を行います。複数のコンソールを導入し、異なる管理者権限で運用することも可能です。
-
サーバー：高性能データベースを内蔵しており、クライアントからの情報や監査ログを保存します。企業環境では通常1台のサーバーエンジンで十分です。
-
クライアント：管理対象端末に導入し、設定されたポリシーの実行およびデータ収集を行います。
製品ライセンス認証
ソフトウェアを正規に利用するためには、ライセンス認証が必要です。
初回ログイン時にアクティベーション画面が表示されますので、ライセンスキーを入力して認証を行ってください。ライセンスをお持ちでない場合は、販売代理店または公式サポートまでお問い合わせください。
モバイル端末対応
モバイルデバイス向けには、Ping32モバイルアプリをご利用いただけます。
承認ワークフローやドキュメント閲覧などの機能を備え、業務の効率化と意思決定の迅速化を支援します。
iOS
Android
端末の展開
システムを正常にアクティベートすると、クライアントプログラムのインストーラーパッケージを生成するよう通知されます。生成後、USBメモリや電子メールなどを用いて、他のコンピュータにクライアントインストーラをコピーしてインストールすることが可能です。
注意点：インストーラーパッケージの名前を任意に変更してはいけません。名前を変更したインストーラでインストールすると、サーバーに接続できず、端末が正常にオンラインにならない可能性があります。
クライアントのインストールは比較的簡単で、画面の指示に従って順番に操作するだけで完了します。インストール完了後、管理コンソールの端末一覧でクライアントのオンライン状況を確認してください。
コース
私たちは、製品の使い方をより深く理解し、運用中に発生する問題を効果的に解決するための各種トレーニングコースを用意しています。
これらのコースを通じて、顧客や企業へのより高品質なサービスおよびソリューションの提供が可能となります。
コース例：
-
Ping32サーバー導入・展開手順
-
Ping32ライセンス認証方法
-
Ping32スタンドアロン管理コンソールの導入
Concept
