Ping32のタスク配信機能により、運用管理者はソフトウェアの更新、パッチの適用、設定変更などの作業を複数の端末に一括で配信することができます。
これにより、IT管理者の作業効率が大幅に向上し、システム運用の自動化と標準化を実現します。

概要

Ping32の「タスク配信」機能は、管理者がファイル、ソフトウェア、パッチなどのタスクをエンドポイントPCに配信できる機能です。
この機能を活用することで、企業全体の端末に必要なファイルやアプリケーション、セキュリティパッチを効率的に展開・更新できます。

タスク配信

社内端末の台数が多く、オフィスソフトなどのインストールを個別に実施することが困難な場合、Ping32のタスク配信機能を利用することで、複数のPCに対してインストーラを自動配信・実行できます。
指定ディレクトリへのファイル自動配布、プログラムの自動展開などに対応し、ソフトウェア導入の自動化を実現します。さらに、ファイルやパッチの配信にも対応しており、業務効率とエンドユーザーの満足度を向上させます。

優位性と特長

• 高効率なサブネット加速
  Ping32は高度なサブネット加速技術を採用し、ソフトウェアやパッチの配信時に発生する転送遅延を最小限に抑えます。これにより、LAN環境内でのデータ転送速度を最適化し、配信効率を大幅に向上させます。

• リアルタイム可視化による進捗監視
  管理者は直感的なインターフェースを通じて、各タスクの配信進捗をリアルタイムで確認可能。タスクの実行状況を即座に把握し、確実な完了を支援します。

• 堅牢なレジューム（断点再開）機能
  ネットワーク障害や通信途絶が発生した場合でも、Ping32の断点再開機能により配信中のファイルやプログラムの整合性を保持。接続が回復すると中断地点から再開し、再送の手間を省きます。

• インテリジェントな帯域制御
  ネットワーク帯域の過負荷を防止するため、管理者は転送速度の上限を設定可能。大規模配信時でも、他の重要業務への影響を最小限に抑えます。

• カスタムコマンドライン対応
  タスク実行時に任意のコマンドラインパラメータを設定でき、複雑なスクリプトや特殊な構成要求にも柔軟に対応。多様な業務シナリオに適応します。

• 柔軟な配信ポリシー
  すべての端末への一斉配信、または特定グループ端末への限定配信など、複数の配信ポリシーをサポート。正確かつ効率的なタスク配信を実現します。

• カスタム保存ディレクトリ
  管理者は配信対象ファイルやプログラムの保存パスを指定可能。適切なフォルダ構成でユーザーが容易にアクセスできる環境を構築します。

• 完了時のポップアップ通知
  タスク配信が完了すると、Ping32が自動で通知を表示し、管理者にタスク完了を即時に知らせます。

コース

私たちは、製品の使い方をより深く理解し、運用中に発生する問題を効果的に解決するための各種トレーニングコースを用意しています。
これらのコースを通じて、顧客や企業へのより高品質なサービスおよびソリューションの提供が可能となります。

コース例：

• 迅速にCADを1000台の端末へ展開する方法