Docs

ping32

認証ライブラリ

認可ソフトウェアライブラリは、文書暗号化や全ディスク暗号化などの機能を正しく実現するための基本条件です。Ping32は強力な認可ソフトウェアライブラリを提供し、幅広いファイル暗号化の要件に対応可能です。

 

概要

認可ソフトウェアライブラリとは、ソフトウェアがファイルを透過的に暗号化・復号化できるかを管理するもので、文書暗号化機能の基礎となります。各業界は暗号化の要件に応じて認可ソフトウェアを指定し、そのルール設定によってファイルの暗号化・復号化を理想的に制御できます。

 

認可ソフトウェアの追加

まず認可ソフトウェアを追加し、暗号化ルールを設定した上で、端末に暗号化ポリシーを配信します。ライブラリに必要なソフトウェアが存在しない場合は、カスタムで追加可能です。操作手順は以下の通りです:

  1. 認可ソフトウェアのカスタム追加

    • ソフトウェア名、種類、説明情報を入力。名称の横のアイコンボタンをクリックしてソフトウェアアイコンを追加可能。

  2. 暗号化ルールの追加

    • ルールタイプは「暗号化」「復号化」「無視」を選択可能。ワイルドカードや正規表現でファイル形式のルールを設定できます。

    • 複数ルールを追加した場合、上移動・下移動で順序を変更可能。端末はルールの順序に従って上から順に実行します。

  3. ネットワークルールの追加

    • 操作は「許可」「拒否」を選択可能。タイプは単一または複数のIPアドレス、単一または複数のポート、IP範囲またはポート範囲から選択し、該当ルールを設定します。

  4. 詳細設定

    • ディレクトリ検索リクエストのフィルタリング、透過暗号化のトリガー、デバッグログの有効化などを必要に応じて選択可能。文書暗号化機能の安全性と柔軟性をさらに強化します。

  5. ルールのテスト・調整

    • 既存の認可ソフトウェアやプロセスルールをダブルクリックし、追加・削除・調整が可能。暗号化ポリシー適用前にテストを行い、正確性と有効性を確認できます。

 

認可ソフトウェアライブラリのインポート/エクスポート

認可ソフトウェアライブラリは、インポートおよびエクスポート機能をサポートしています。ボタンをクリックするだけで、データの移行やバックアップを容易にローカルに保存可能です。

 

注意事項

  • 暗号化ルールを追加する際、ファイル生成過程で別の形式が生成される場合は、すべて追加する必要があります。例えばMicrosoft Office Wordで docx ファイルを生成する場合、最初に tmp の一時ファイルが作成され、その後 docx にリネームされます。docx 形式のみのルールでは暗号化されず、tmp 形式のルールも設定する必要があります。ファイル生成の順序に応じてルールの上下移動を行い、端末はルール順序に従い上から順に実行します。

  • ソフトウェアが複数の実行ファイルを含む場合、それぞれを個別に追加しないと暗号化ルールは適用されません。

 

コース

私たちは、製品の使い方をより深く理解し、運用中に発生する問題を効果的に解決するための各種トレーニングコースを用意しています。
これらのコースを通じて、顧客や企業へのより高品質なサービスおよびソリューションの提供が可能となります。

コース例:

  • Ping32「ライブラリとテンプレート」関連の紹介(3)

Concept