2日間にわたり開催された Cyber Security World Asia 2025 は、10月9日、シンガポール・マリーナベイサンズ エキスポ(Marina Bay Sands Expo)にて盛況のうちに閉幕しました。本イベントはアジアを代表するサイバーセキュリティ関連展示会の一つとして、世界各地のセキュリティベンダー、ソリューションプロバイダー、実務担当者が集結し、データセキュリティ、エンドポイント防御、コンプライアンスガバナンス、AI時代の新たな脅威と課題などをテーマに、活発な議論と情報交換が行われました。
NSecsoft は「技術革新」と「エンジニアリング実践」を両輪に、Ping32 および FileLink などの主要製品・ソリューションを出展。デモ、ソリューション説明、対話を通じて、エンドポイント防御からデータのライフサイクル管理、監査・コンプライアンスまでを見据えた統合的アプローチを提示し、企業向けセキュリティにおける製品成熟度とサポート対応力を訴求しました。
ハイライト
会期中、NSecsoft ブースには、製造・研究開発、金融、官公庁・公共サービスなど多様な業種の来場者が訪れました。共通課題と業種固有の運用要件を踏まえ、エンドポイント防御、導入適合性、ポリシー管理、運用効率、ローカルサポート体制などについて具体的に意見交換を実施。特に、複雑な組織構造におけるポリシー階層化と権限設計、部門横断協業時のデータ境界制御、既存IT運用基盤との連携方式に関心が集まりました。NSecsoft は代表的な業務シナリオを起点に、導入手順と運用要件を分解し、実装上の重要ポイントを分かりやすく整理しました。

また、端末台数の急増、役割・権限変更の頻発、「複数拠点/複数ネットワーク/複数端末」という環境下では、手作業承認や固定ルール中心の統制が持続しにくいという声が多く聞かれました。そのため、「自動化」「監査可能性」「粒度の細かい設定」を備えたプラットフォーム機能が、ソリューション選定の重要指標になりつつあります。NSecsoft は、ポリシーテンプレート、階層型権限、統一監査の仕組みにより、運用負荷を抑えつつ統制を強化する実践例を共有しました。
Ping32:『制御・可視化・追跡可能性』に向けた主要機能
-
透過型暗号化:作成・編集・保存の各工程で自動暗号化し、利用者の操作習慣を極力変えません。許可環境外への持ち出し等の際はポリシーによりアクセス/利用を制限し、拡散リスクを抑制します。
-
機微情報の識別:ルールとモデルの双方を用いて識別・分類・リスク提示を行い、外部送信/コピー/アップロード等の高リスク操作の前に通知または遮断します。
-
集中ポリシー管理:部門・職務・業務シナリオに応じた柔軟な設定と一括配布、監査を実現。「階層権限+統一ガバナンス」により、ポリシーの閉ループと監査トレーサビリティを明確化します。
-
地域横断の協業支援:多言語UIとクロスネットワークのポリシー同期により、複数地域組織の統一的な管理を支援します。
さらに、業種別の論点として、製造・R&D では図面や工程文書、サプライチェーン資料の「外部共有の制御」「権限回収」「操作追跡」ニーズ、金融では機微情報識別と監査の完全性、公共分野では導入の適法性、ローカルサポート、ポリシー運用の再現性が重視される点を整理し、課題と解決策を具体化しました。
FileLink:分離ネットワーク環境でのファイル交換を統制
NSecsoft は FileLink も展示。研究機関や製造業などに多い内外網のデータ流通要件に対し、分離ネットワーク環境下のファイル転送・交換を安全に実現する制御済み転送経路と監査機能を提供します。全工程の記録、権限管理、追跡と再確認により、協業効率を損なわずにセキュリティ境界を強化します。会場では、送信元の信頼性検証、経路保護、承認フローの追跡性、転送後の監査証跡、異常検知・アラートなどの観点で議論が行われ、「プロセス化+監査化」のアプローチが多業種で参考となることが確認されました。
質疑では機能・互換性・導入方式・運用管理・コンプライアンス監査に加え、ポリシー整理と階層設計、PoC範囲、展開計画と教育、稼働後の継続運用や監査準備といった「デリバリー手法」も重点テーマとなり、実装可能性と継続性への理解が深まりました。
本展示会を通じ、NSecsoft は東南アジア各地域の見込み顧客との接点を拡大するとともに、現地企業の実要件と重要シナリオへの理解を深化。得られたフィードバックは、地域向け製品改善、デリバリー方法論の整備、サービス戦略の高度化に活用し、「実装でき、継続できる」形で地域市場を支援していきます。
パートナー協議:東南アジア市場への深耕
会期中、NSecsoft はシンガポールおよび東南アジアのパートナー/顧客と協議し、法規制対応、ローカル導入、業種適合、共同ソリューションの展開方針を明確化。再現性の高い成功事例づくり、標準化デリバリーパッケージによる短期立ち上げ、連動サポート体制などについて合意しました。
「よりオープンで革新的な姿勢で地域市場に参入し、Ping32 を東南アジア企業のデジタルセキュリティの第一選択にしたい。」
— NSecsoft マーケティングディレクター
業界交流:安全の未来を語る
VIP出展社として招待されたクローズドディナーでは、世界の専門家・業界リーダー・技術パートナーと、データガバナンス、越境コンプライアンス、AI時代の新潮流を討議。AIが効率化を促す一方、データ利用境界、学習データの統制、生成コンテンツのコンプライアンス等の新課題が顕在化しているとの認識が共有されました。NSecsoft はプラットフォーム化/統合化/監査可能性の重要性を提示し、統一ポリシーと追跡可能な仕組みによる堅牢なガバナンスを提案しました。
次のステージで、またお会いしましょう。
NSecsoft は今後も、エンドポイントセキュリティ、データガバナンス、コンプライアンス監査を中核に、より信頼性の高いソリューション提供に取り組みます。ご来場いただいた皆さま、ならびにパートナー・業界関係者のご支援に心より感謝申し上げます。